【ジュエリー撮影のテクニック】7つのポイントをご紹介

ジュエリー撮影は、被写体の小ささから”簡単に撮影できる”と考える方もいるのではないでしょうか。

実際は、ジュエリーが持つ高級感や質感を表現するために撮るには、撮影に関する知識や経験が必要です。

本記事では初心者の方向けに、パンフレットやECサイトに掲載できるようなジュエリー写真を撮影するための、7つのポイントについて解説していきます。

スグに取り入れられるポイントもありますので、ぜひ最後までご覧ください。

ジュエリー撮影は難しい?

冒頭でも述べたように、ジュエリー撮影は撮影に関する知識や技量が必要になります。

そのため初心者がジュエリー撮影を行うと、映り込みやライティングなど様々な壁にぶつかることでしょう。

ジュエリー撮影は物撮影の中でも、特に技量や経験値が求められる撮影です。その為、本来であればプロカメラマンへ依頼することをおすすめします。

とはいえこの記事を見ている方の中には、内製でジュエリー撮影を行いたいと考えている方も少なくないでしょう。

そんな方に向けて、ジュエリー撮影を行う際のポイントを7つ紹介していきます。

ジュエリー撮影を行う際の7つのポイント

ジュエリー撮影を行う際のポイントは以下の通りです。

  • 「三脚」で手ブレを抑える
  • 目的に合わせた「レンズ」を使用する
  • 「ピント」を適切に合わせる
  • 「背景」を整える
  • 「小物」を使って演出する
  • 「露出補正」で写真を明るくする
  • 「色調整」する

ジュエリー撮影を行う上で重要なポイントを順番に詳しく解説していきます。

撮影のポイント1:「三脚」で手ブレを抑える

ジュエリー撮影のポイント1つ目は三脚で手ブレを抑えることです。

ジュエリー撮影の場合、被写体が小さいため微量の手ブレでも輪郭がボケたり、ハッキリと撮影できない可能性があります。

手ブレ補正機能のあるカメラだとしても、細かく見ると輪郭がぼやけているため、ジュエリーの持つ造形美が損なわれかねません。

特にECサイトのように、画像を拡大できる媒体で使用する際には意識したい所です。

キレイに撮影することで、商品本来の価値を損なうことなく展開することが出来ます。

そのためにも、三脚を使用して撮影に臨みましょう。

撮影のポイント2:目的に合わせた「レンズ」を使用する

ジュエリー撮影のポイント2つ目はレンズについてです。

どのような撮影をするかによって、適したレンズがあります。

ダイヤモンドの多面的な輝きを収めたいのなら、マクロレンズがおすすめです。接写をすることで、より細やかな表現まで再現できるでしょう。

全体の形を見せたいのなら、逆に望遠レンズをおすすめします。接写で撮影するとレンズの性能上、商品が歪んで見える可能性が高く、それを防ぐため望遠で撮影するのです。

またジュエリーは材質上、周りにあるものが映り込む為、映り込んでもよい白い紙などで周りを囲うこともポイントです。

少し脱線しましたが、このように撮影の用途に合わせた適切なレンズを手配しましょう。

撮影のポイント3:「ピント」を適切に合わせる

ジュエリー撮影のポイント3つ目はピントを適切に合わせることです。

例えばダイヤのついた指輪をイメージしてみてください。

ダイヤを正面に指輪を撮影しようとすると、ダイヤ側とリング側とで少し奥行きが生まれます。

そしてピントがリング側に合ってしまうと、主役であるダイヤがボケて、何を見せたいのか分からない写真になってしまいます。

つまり、”ピントを適切に合わせる”とは一番見せたい所にピントが来るように調整しましょう、ということなのです。

商品となるジュエリーの特徴に合わせて撮影を行いましょう。

撮影のポイント4:「背景」を整える

ジュエリー撮影のポイント4つ目は背景についてです。

ジュエリーは背景の色によって印象が大きく変わってきます。

先にも述べた通り、ジュエリーは周辺のものが映り込むことが多い為、商品だけを撮るなら映り込み対策として白い紙などで囲いましょう。

もしくは、背景を活かして撮影するのもおすすめです。

例えば”カラーペーパー”やテクスチャーのある”壁紙”、素材感や模様の入った”布”など、その背景も含めて撮影します。

そうした素材を取り入れることによって、カジュアルさ、エレガントさ、高級感などを訴求することもできるのです。

商品の持つイメージやターゲット層に合わせた背景にすることで、より商品が目立つ写真に仕上がるでしょう。

撮影のポイント5:「小物」を使った演出する

ジュエリー撮影のポイント5つ目は小物を使った演出についてです。

オプション要素として、小物を使うことで高級感を演出したり、ジュエリーを身につけているシーンを掲載したりすると、よりイメージが湧きやすくなります。

例えば、ネックレスをマネキンに付けた着用写真や、背景に合わせた小物で装飾したイメージ写真など。

さらに、手のモデルを手配して指輪に通した状態の人物写真も訴求力が期待できるでしょう。

小物や人物を使う方法はライティングなど高度なテクニックなしでも撮影できるため、初心者も比較的取り入れやすい方法と言えます。

撮影のポイント6:「露出補正」で写真を明るくする

ジュエリー撮影のポイント6つ目は露出補正で写真を明るくすることです。

露出補正とは、カメラに取り込む光の量を調整するものです。

露出度が高くなるほど、光をより多く取り込み、写真が明るくなります。

ジュエリー撮影の場合、ジュエリーが持っている光沢さや質感を考えると、明るく撮る方が商品価値をより高めることができるでしょう。

ただし明るすぎると、テクスチャーや宝石のカッティングがつぶれてしまう”白トビ”が起こるので注意が必要です。

光の量を少しずつ調整して、適度な光の量を探っていきましょう。

撮影のポイント7:「色調整」する

ジュエリー撮影のポイント7つ目は色調整をすることです。

ジュエリー撮影において、露出補正と同じくらい重要なのが色の調整作業です。

色味の調整次第で、撮影する商品の印象は大きく変わります。

そして撮影時の環境次第では、ジュエリー本来の色味が出ないことも少なくありません。

そんな時は撮影後の写真を修正し、色味を整えましょう。

また、輝きの強いジュエリーであればコントラストを上げることをおすすめします。

濃淡の差がつくことで、輝きのメリハリが出て際立ってきます。

写真に合わせて適した調整を行いましょう。

ジュエリー撮影についてまとめ

難易度の高いジュエリー撮影のポイントについて解説してきました。いかがだったでしょうか?

今回紹介したポイントは以下の通りです。

  • 「三脚」で手ブレを抑える
  • 目的に合わせた「レンズ」を使用する
  • 「ピント」を適切に合わせる
  • 「背景」を整える
  • 「小物」を使って演出する
  • 「露出補正」で写真を明るくする
  • 「色調整」する

これらのポイントを実際に取り入れて、何枚も撮影していくことでベストの1枚を撮れるようになります。

しかしながら冒頭でも触れたように、ジュエリー撮影は特に知識や技量が求められるため、簡単には質の高い写真は撮れません。ECサイトのような、商品を実際に見られない媒体での使用を検討されているなら、写真は非常に重要な販売ツールとして機能します。

その点を踏まえ、やはりプロカメラマンに依頼することをおすすめします。

七彩工房は広告写真の撮影を専門に行っており、50名在籍しているスタッフの中から、撮影する分野に特化したカメラマンが撮影を行っています。さらに七彩工房には女性撮影チームがあり、プロのカメラマンとしての意見だけでなく、消費者である女性の目や感性で撮影に臨みます。

ジュエリー撮影をお考えの方はぜひお問い合わせください。

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